NPO法人出雲まちあそび研究所

「人生ゲーム」は株式会社タカラトミーより発売中のロングセーラー盤ゲームです。ルーレットを回してマス目を進み、就職・結婚や出産・家の購入など、人生のあらゆる出来事を乗り越えて億万長者を目指す内容です。プレイヤーはまず、自動車コマに乗って、ルーレットを回しゴールである「億万長者の地」を目指します。ゲームの勝敗はゴールした際の所持金によって決定します。

「人生山あり谷あり〜」のコピーで始まるテレビコマーシャルと共に、高度経済成長の1968年に発売され、最新作を含めシリーズ56作品発売されました。時代の世相やトレンドを反映させながら、常に話題性のあるゲームとして展開し、現在までに累計1,300万個超を販売するロングセラー商品となりました。

「まちあそび人生ゲーム」とは、商店街を舞台としたリアル版人生ゲームです。商店街のお店をマスに見立て、ゲーム参加者はルーレットで出た目に従ってお店を巡る街歩きイベントです。専用通貨をお店の方とやりとりしながら、ゴール時の所持金の多さを競います。

参加者は、ルーレットが生む「偶然の出会い」から、お店の方と「顔の見える関係」につながり、「街」「商店」の魅力を再発見することで、購買を促します。

また、ゲームを制作する過程において、参加する店舗（マス）は、ゲームを演出するストーリーに「お店らしさ」を込めた内容を考えてもらいます。その際、各お店が、自店を振り返り「強み」や「特徴」を再認識し、現在の営業を見直すきっかけとすることもねらいです。

「街と人」、「店と人」、「人と人」の新しい出会い・ふれあい・縁を創造する仕掛けをすることが、このイベントの最大の目的です。